おいしいお米 産地訪問 岡山県真庭市 パパラギ農園さん

こんにちは。お米ステーション コスモです。

この度、新しく〝中の人〟をさせていただくことになりました、れいこです。

どうぞ、よろしくお願いいたします。

さてさて、6月初日から2日にかけて、お米を扱ってくださっている店主様やご家族にご参加いただいて

「田植えde学べ1泊2日旅」

と題したバスツアーを開催いたしました。コスモにとっては初の試みで、向かった先は〝有機JAS栽培 桃太郎米〟を作っていただいている岡山県真庭市の

『パパラギ農園』さん。

パパラギ農園さんの田んぼは、岡山県の最北部、鳥取県境に位置していて、一級河川「旭川」の源流の村にあります。標高1118メートルの津黒山がそびえたち、深山には山乗渓谷、植杉渓谷があってサンショウウオが見かけられるほどの豊かな清流は、田を潤し、土壌にミネラルを運び、

高い標高が生む中夜の寒暖差は稲が心地よく登熟できる環境を与えます。

パパラギ農園さんは、全国環境保全型農業推進コンクールで最高位の〝農林水産大臣賞〟を受賞した生産者さんグループで、優れた農業技術と情熱が込められたお米は、噛むほどに甘みが口の中に広がります。

実は前日に同じく真庭市の湯原温街で、生産者の三船さんと、ご子息をお招きして夕食を共にしたのですが、

 

参加していただいた店主の皆さま全員が、ブラインドテストで食した際に、三船さんのお米が一番おいしくてお店で採用しましたとのお話に。

お米づくりに精進してくださっている三船さん方に店主さんたちから感謝のサプライズギフトが贈られる一幕もあり、プロの料理人さんたちからの厚い信頼と温かな心意気を感じる宴席となりました。

 

そして翌日、そんなプロの方々をも魅了するお米の田植えを店主さんファミリーとさせていただいてきました。

 

田植えは、豊作への予祝が込められた呪言の舞から始まり、祝詞で清められた水を田んぼに注ぐところから

スタート。

ぬかるみに足を取られながらも皆で力を合わせ、生産者さんのご苦労に想いを馳せながらロープのガイドを頼りに苗を植えていきました。

田植の後には、有機栽培の強力な助っ人(鳥?)

合鴨とアヒルのヒナを田んぼに放鳥。最初は恐る恐る抱っこしていた子供たちも、

小さな命の温かさや愛おしさに触れて放鳥の頃には『がんばってー』との

エールがかかるほどに。

     

 

 

この後、合鴨やアヒルたちは自分のエサとして田んぼの雑草や害虫を食べ、泳ぎ回ることで田んぼの

土や水をかき回して酸素を補給し、その糞は稲の栄養となり循環されていくこととなります。

 

「自身が安心して食べられるもの」を目指してお米づくりをされている三船さん。

 

元々は大阪でのサラリーマンをされていたそうですが、その生活に終止符を打って、

帰郷。なんと30年以上も前から合鴨農法を取り入れた有機無農薬栽培米に取り組まれて

います。

そして田植ツアーはクライマックスへ。お昼は生産者の皆さまがご用意してくださったBBQを

ご馳走になりました。ラム肉や鹿肉のハンバーグ、しわい(硬い)親鶏のお肉に、畑の獲れたて

新玉ねぎや新じゃがなどなど。舞を披露してくださった瑠音さん手作りの酵素玄米おにぎりも

振舞われ、食事もお酒も進みます。そして、子供たちに大人気で、あっという間に無くなって

しまった自家製の麹と豆で醸したお味噌のお味噌汁には、作り手さんも、お母さん方もびっくり。

パパラギ農園さんや真庭の恵みをたっぷりと味わせていただき帰路につきました。

帰りのバスでは、次回開催のリクエストも頂戴して嬉しい限り。ぜひまた、伺いましょうと解散をしたのでした。

パパラギ農園さんのお米は、大変な人気につき、令和5年度収穫分は、ご予約で概ね完売しております。予めご了承くださいませ。


最後になりましたが、パパラギ農園さん、参加者の皆様、このツアーにお力添えをくださった皆様に
心からお礼を申し上げます。